当院の特徴
一般の歯科疾患の治療
多くの国民が罹患しているむし歯と歯周病の治療はほとんど健康保険制度の範囲で治療を行っています。ただし、なるべく長持ちするようレベルの高い治療を心がけています。従って、一回の治療時間は30分以上の予約時間となっています。 また、技術的に難しい場合については非常勤の専門歯科医にお願いをするシステムになっています。
口腔機能低下症:オーラルフレイル
近年の超高齢社会では口腔の機能が低下することが問題になっています。すなわち、飲み込みにくくなってきた・硬いものが咬みにくい・滑舌が低下している・口が渇くなどの症状が発現してきます。 これらの症状を早期に発見し、患者さんと共有しながら適切なリハビリを行うことを目標としています。 今までの歯科治療ではなかった分野でまだ未成熟ですが患者さんとともにオーラルフレイルに対処していきたいと当院は考えています。
口腔がんの発見
マスコミなどで、ときどき有名人の口腔のがん(特に舌癌)が話題になります。日本では年間に約8000人の口腔がんが報告されています。40年間の診療で4人の舌癌を発見しました。 当院では歯や入れ歯だけでなく、口腔粘膜の病変にも注意をして観察しています。 さらに肉眼では判断ができない早期の病変には、特殊な波長の光で照らすことで発見を促すようにしています。1年間に1~2回はその検査をしていきたいと思います。
訪問歯科診療
歯科診療所の機能として、診療室に通院できる患者さんの他に通院できない方々に歯科保健サービスをどう届けるかが、超高齢社会においては大きな問題になっています。 当院では可能な範囲で訪問診療を行っています。しかし、当院では不可能なケースは鶴見区歯科医師会のお口の相談室にお願いするようになります。 現在は江ケ崎町にある特別養護老人ホームに毎週訪問歯科診療を実施しています。
厚生労働省指定 臨床研修施設
当院は厚生労働大臣より歯科医師の臨床研修施設として指定を受けています。 従って、歯科医師免許を取得した歯科医師が研修医として勤務している時があります。 患者さんによっては経験豊富な先生に診てもらいたいというお気持ちがあると思いますが、実際には常に指導研修医が付いており、経験不足を補うことになっています。 経験を積んだ先生は何時かは引退します。この時に経験浅い先生が実際の臨床経験を積んで一人前になっていなければなりません。 このところをご理解いただき、指定施設において適切な指導医の下、歯科医師を育てるというお気持ちで、この研修制度にご理解とご協力をお願いいたします。 同様に、歯科衛生士養成校と県行政の承認を受け、歯科衛生士の臨床研修施設にもなっており、歯科衛生士学校の学生が実習を行っていることもご案内いたします。